『自分から別れを切り出しました…でも復縁したいんです…』というご相談は少なくないのですが、元彼氏(元彼女)を試す事で愛情を確認する為に別れを切り出したケースと、本当に元彼氏(元彼女)への愛情が失せてしまって別れを切り出すケースがあるのですが、どちらのケースも自分から別れを告げたのだから『復縁したい!!』と伝えれば復縁できるだろう!と考えていたものが、実際に復縁を申し入れたら復縁出来なかった…という結果に陥って復縁相談をいただきます。
自ら別れを告げたのなら元彼氏(元彼女)は受け入れてくれると考える事が正しい考え方なのかを考えて頂きたいのですが、相談者様は自分で別れを告げたのですから簡単に復縁できると考える様です。
別れを告げたので、それを解消すれば復縁できるという考え方は元彼氏(元彼女)の気持ちを弄んでいる事と同じであり、元彼氏(元彼女)の気持ちを弄んでいるので復縁したいと思っていても復縁出来ないのです。
そして、相談者様にアドバイスをさせて頂くと『元彼氏(元彼女)の気持ちを弄んでいる事を反省した…』と反省の言葉を相談員に並べるのですが、相談員にしてみれば反省したという気持ちを伝えなければならないのは元彼氏(元彼女)であり、元彼氏(元彼女)に直接反省した事を伝えても、言われなければ分からなかった事を伝えるだけの反省なので反省の言葉は伝わらないだろうな…という判断になり、同時に復縁出来ないんだろうな…という判断にもなるのです。
そんな相談者様から復縁相談をいただいていて思う事は、日本では義務教育があり、道徳の時間を小学校の時間に持たれています。
小学校の頃に習っていた自分がされて嫌な事を他人にしない。という日本人なら確実に習っている事を大人になっても守れていないのは何故だろう?と感じてしまいます。
誰でも自分がされて嫌な事を他人にしない。という事は分かっているのに大人になれば幼い頃に習った事を忘れてしまい、幼い頃は他人とのコミュニケーションが得意だったのに大人になってからは何故か人との関りが鬱陶しく感じてしまい、関りを持つ事にストレスを感じてしまう方も少なくありません。
人間関係を構築する上で他人にされて嫌な事を自分はしない!というのは基本中の基本ですが、その基本を忘れているので、試す様に『別れよう!』と言って別れた後に『復縁したい!!』という言葉は口が裂けても言えない事なのはご理解されていると思います。
『別れたい!!』という言葉は言われて気持ちの良い言葉ではないですし、言われたくない言葉なので、『別れたい!』という時には本当に別れても良いのか何度も検討し、検討した上で『別れたい!!』という言葉を出さなければ元彼氏(元彼女)を傷付けてしまいます。
元彼氏(元彼女)を傷付けてしまう言葉を掛けて復縁したいと口にしても素直に元彼氏(元彼女)が受け入れてくれる訳もなく、元彼氏(元彼女)が受け入れてくれる理由を作ってあげなければなりません。
『別れよう!!』という言葉は覚悟を持って出す言葉であり、覚悟もなく『別れよう!!』と言っても元彼氏(元彼女)は覚悟を持って別れ話をして来たと認識するのです。
相談者様から別れを切り出したにも関わらず、復縁したい状況になってしまったなら、まずは自分がどれだけの事をしてしまったのか?をどれだけ間違った行動を起こしたのかについて考えなければなりません。
別れを告げた元彼氏(元彼女)と本当に復縁したいなら大切なのは自分がされて嫌な事を他人にしない。という考え方の間違いに気付かなければなりません。
コメント