要求しているだけの話し合いを話し合いした結果。と口にする人が多く、要求している事と話し合いを同様の扱いにしているので話し合いをしているつもりで話し合いになってない事が多々あります。
特に復縁を求める方が『話し合ったけど元恋人が受け入れてくれないんです。』という言葉を口にするケースは多いのですが、話し合いの内容をお伺いしていると話し合いではなく要求を元恋人に伝えているだけで、元恋人が要求を飲めないという結論を出しているケースがほとんどです。
復縁したいという要求を受け入れてもらえる為には何でもする。という話しを話し合いと口にするのですが、要求を受け入れてくれない元恋人にどうやったら要求を受け入れてもらえるか?という相談をよくいただきます。
あなたの要求に対する対価が何でもする。という事になるのですが、何でもする。という対価を提示しても受け入れてもらえないのですから、何でもする。という対価を提示した側としてはそれ以上の提案は出来なくなります。
何でもする以上の対価なんてない…と考え、それ以上に出来る事なんて何もないから復縁も絶望的…となって初めて自分の力で復縁を望んでも復縁できない事に気付きます。
自分の力で復縁できない事に気付いたけれど復縁したいので復縁屋に頼る事になるのですが、そもそもの話で何でもする。という対価を提示しても復縁できない。と考えるのではなく、あなたの何でもするには価値がないという事に気付かなければ復縁屋に依頼しても復縁できない事に気付かなければなりません。
復縁したいから何をしてでも受け入れてくれるなら…と考えるのかもしれませんが、何も価値がない人から何でもすると言われても誰も受け入れる事はありません。
例えば、赤ちゃんが親にミルクを求めたり、オムツを交換して欲しい時に泣いてお腹が減った事やオムツが気持ち悪い事を訴えて要求をします。
親は自分の子供だから可愛いので泣いている赤ちゃんの要求を飲み、ミルクをあげたりオムツを交換するという行動に移します。
しかし、自分の子供ではない赤ちゃんが泣いて喚いていても、うるさいな…と思う大人は多く、赤ちゃんの要求を叶えない親に怒りを感じる大人も存在します。
ミルクをあげたりオムツを変える対価が見合わないと思う人は赤ちゃんの要求を受け入れないのですが、赤ちゃんの要求に見合う対価(笑顔)をもらいたいと思う大人(親)は要求を受け入れます。
赤ちゃんの要求は言葉を交わしている訳ではありませんが、笑顔をもらえると考える親は要求を受け入れるのです。
あなたの復縁したいという要求に対する対価が何でもする。であっても元恋人が、あなたの何でもする。に対して価値がないと考えていれば受け入れてもらえません。
あなたが何でもするから復縁したいという言葉を出したり、悪いところを直すから復縁して欲しい。という要求を出したところで元恋人はそこに価値を見出せないのですから、何をしたところで復縁を考えてくれる事はないのです。
何をしたところで復縁を考えてくれる事がない。というのは、今のあなたが何をしたところで復縁を考えてくれる事がないという事でもあり、何をしたところで復縁を考えてくれる事がないというのは、あなたに元恋人は価値を見出せない状態であり、あなたに価値がないから、あなたの何でもする。に価値を見出せないのです。
あなたの価値は、あなたが決める事ではなく、他人が決めるものなのです。
そして復縁を望む場合の他人とは元恋人にとって、あなたに価値があるかどうかを判断出来るものであり、元恋人にとってあなたの価値が上がらなければ、あなたの何でもする。には何の価値もないのです。
あなたと交際する価値を見出せないので元恋人は別れを決断した訳ですから、あなたが何でもするから…と伝えたところで交際する価値を感じられなければ復縁を意識させる事は出来ないのです。
復縁したいなら何でもするから…と全てを捧げるような発言をする前に、あなたに交際相手としての価値がない事に気付かなければならないのです。
交際相手としての価値がないので復縁を考えてくれない訳ですから、全てを捧げる発言の前に自分自身の価値を高めてから全てを捧げる発言をした方がより効果的に要求を受け入れてくれる事にもなります。
自分自身の価値の高め方を考え、自分自身の価値が高まってから復縁したいという要求をぶつけなければ復縁に繋がる事はありません。
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